ロシアとウクライナ、無人機攻撃の応酬 ロ軍飛行場標的か
12月17日、ウクライナとロシアは互いの領土に向けて多数の無人機(ドローン)を発射し、攻撃を激化させた。写真はロシアのドローン攻撃で破壊されたオデーサ州の住宅(2023年 ロイター/Nina Liashonok)
Oleksandr Kozhukhar
[キーウ 17日 ロイター] - ウクライナとロシアは17日、互いの領土に向けて多数の無人機(ドローン)を発射し、攻撃を激化させた。ウクライナ南部オデーサ州で1人が死亡し、ロシア側は軍用飛行場が標的になったもよう。
ウクライナ空軍は17日、ロシアから夜間に飛来した無人機20機と巡航ミサイル1発を破壊したと発表。そのうち9機はオデーサ州上空で撃墜し、破片が住宅の火災を引き起こして1人が死亡した。
ロシア国防省は交流サイト(SNS)への投稿で、リペツク州やボルゴグラード州、ロストフ州の上空でウクライナが発射した無人機35機を撃墜・迎撃したと発表。
ウクライナメディア「プラウダ」は17日夜、同国の攻撃はロストフ州のモロゾフスク飛行場を標的にしたもので、ウクライナ保安局(SBU)と空軍の合同作戦だったと報じた。
同州のゴルベフ知事は通信アプリ「テレグラム」に、防空部隊がモロゾフスクとカメンスクで無人機の「大規模攻撃」を撃退したと投稿。大半を破壊したと主張した。
ただ、複数のロシア軍事ブロガーによると、軍用飛行場にある爆撃機1機が軽微な損害を受けた。