ローマ教皇、健康問題でCOP28出席取りやめ

11月28日、ローマ教皇庁(バチカン)は、教皇フランシスコ(86)が体調への懸念から、アラブ首長国連邦(UAE)で開催される国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)への出席をとりやめると発表した。バチカンで8日撮影(2023年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)
Philip Pullella
[バチカン市 28日 ロイター] - ローマ教皇庁(バチカン)は28日、教皇フランシスコ(86)が体調への懸念から、アラブ首長国連邦(UAE)で開催される国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)への出席をとりやめると発表した。
教皇は12月1日から3日間の日程でUAEのドバイを訪れる予定だった。バチカンは28日、教皇が予定通り訪問すると発表していたが、撤回した。
バチカンによると、インフルエンザにかかり、肺に炎症が起きていた教皇の健康状態は改善したが、医師がドバイ訪問を差し控えるよう勧めた。教皇は「とても残念な気持ち」で旅行中止に同意しつつ、リモートで議論に参加する方法を検討していく意向を示した。