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トルコ製造業PMI、9月は3カ月連続50割れ 前月からは上昇

イスタンブール商工会議所とS&Pグローバルがまとめた9月のトルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6で、好不況の分かれ目となる50を3カ月連続で下回った。写真はブルサの自動車部品製造工場の資料写真。2008年3月撮影(2023年 ロイター/Osman Orsal)
[イスタンブール 2日 ロイター] - イスタンブール商工会議所とS&Pグローバルがまとめた9月のトルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6で、好不況の分かれ目となる50を3カ月連続で下回った。
ただ、生産と新規受注の減速ペースが鈍ったことから、PMIは前月の49.0から上昇した。
生産は3カ月連続で鈍化し、新規受注の伸び悩みを反映した。
物価圧力が需要を抑制し、新規受注が全体的に伸び悩んだという声も聞かれたが、減速ペースは8月ほど大きくなかった。
投入コストと産出コストは通貨安により上昇したが、インフレ率は鈍化。雇用は引き続きやや増加したものの、新規受注が減少する中、人員削減を行った企業もあった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済ディレクター、アンドリュー・ハーカー氏は「全体的には厳しい状況が続いているが、最新のデータからは年内の成長回復がある程度期待される。9月はインフレ圧力が大幅に緩和したことが企業を支援する一因となった」と語った。