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タイ中銀が0.25%利上げ、今年の物価見通し引き下げ

5月31日、タイ中央銀行は主要政策金利の翌日物レポレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ2.00%とした。写真はバンコクのタイ中央銀行で2016年4月撮影(2023年 ロイター/Jorge Silva)
[バンコク 31日 ロイター] - タイ中央銀行は31日、主要政策金利の翌日物レポレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ2.00%とした。利上げは6会合連続。
決定は全会一致だった。
昨年8月以降の引き上げは累計で150ベーシスポイント(bp)となる。
ロイターがまとめた調査では、エコノミスト22人のうち17人が25bpの利上げを予想。残りの5人は据え置きだった。
中銀は声明で「長期的に持続可能な成長と整合的な水準に向けた金融政策スタンスの段階的かつ慎重な正常化は依然適切」とし、必要に応じてスタンスを調整する考えを示した。
また、今年の総合インフレ率予想を3月時点の2.9%から2.5%に引き下げる一方、2024年の予想は2.4%で据え置いた。
4月の総合インフレ率は2.67%と16カ月ぶり低水準で、中銀の目標レンジ(1─3%)内にある。
第1・四半期の成長率は予想を上回る2.7%で、観光部門の好調に支えられた。