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北朝鮮ミサイル、日本に飛来せず レーダーから消失と韓国報道

日本政府は31日午前7時過ぎ、北朝鮮から発射されたミサイルは同国に飛来しないものとみられると発表した。すでに落下した模様で、沖縄県に出していた避難の呼びかけを解除した。クアラルンプールで2021年3月撮影(2023年 ロイター/Lim Huey Teng)
[東京/ソウル 31日 ロイター] - 日本政府は31日午前7時過ぎ、北朝鮮から発射されたミサイルは同国に飛来しないものとみられると発表した。すでに落下した模様で、沖縄県に出していた避難の呼びかけを解除した。韓国もソウルに避難準備を呼びかける警報を出したが、その後に「誤り」だったと撤回した。
韓国の聯合ニュースは、北朝鮮が発射したものは予告していた地点に到達する前にレーダーから消失したと報じた。「西海(黄海)」へ飛行し、ソウルへの影響はないとしている。共同通信は、失敗の可能性があるとする日本政府関係者の話を伝えた。
岸田文雄首相は官邸で記者団に対し、「現在のところ被害の情報などは報告されていない」と語った。「詳細の報告を受けてから今後の対応を確認する」と述べた。
日本政府は午前6時30分、北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられるとしてJアラートを発出し、沖縄県の住民を対象に避難を呼びかけた。韓国軍は、北朝鮮が人工衛星と称するものを南方に発射したと発表した。
北朝鮮は31日─6月11日の期間、「人工衛星」を打ち上げるとと予告していた。米軍の行動を監視する軍事偵察衛星だとしている。
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