ニュース速報

ワールド

北朝鮮ミサイル、日本に飛来せず レーダーから消失と韓国報道

2023年05月31日(水)09時34分

 日本政府は31日午前7時過ぎ、北朝鮮から発射されたミサイルは同国に飛来しないものとみられると発表した。すでに落下した模様で、沖縄県に出していた避難の呼びかけを解除した。クアラルンプールで2021年3月撮影(2023年 ロイター/Lim Huey Teng)

[東京/ソウル 31日 ロイター] - 日本政府は31日午前7時過ぎ、北朝鮮から発射されたミサイルは同国に飛来しないものとみられると発表した。すでに落下した模様で、沖縄県に出していた避難の呼びかけを解除した。韓国もソウルに避難準備を呼びかける警報を出したが、その後に「誤り」だったと撤回した。

韓国の聯合ニュースは、北朝鮮が発射したものは予告していた地点に到達する前にレーダーから消失したと報じた。「西海(黄海)」へ飛行し、ソウルへの影響はないとしている。共同通信は、失敗の可能性があるとする日本政府関係者の話を伝えた。

岸田文雄首相は官邸で記者団に対し、「現在のところ被害の情報などは報告されていない」と語った。「詳細の報告を受けてから今後の対応を確認する」と述べた。

日本政府は午前6時30分、北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられるとしてJアラートを発出し、沖縄県の住民を対象に避難を呼びかけた。韓国軍は、北朝鮮が人工衛星と称するものを南方に発射したと発表した。

北朝鮮は31日─6月11日の期間、「人工衛星」を打ち上げるとと予告していた。米軍の行動を監視する軍事偵察衛星だとしている。

*動画を付けて再送します。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエルのイラン報復、的を絞った対応望む=イタリ

ビジネス

米ゴールドマン、24年と25年の北海ブレント価格予

ワールド

官僚時代は「米と対立ばかり」、訪米は隔世の感=斎藤

ビジネス

全国コアCPI、3月は+2.6% 年度内の2%割れ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 3

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 4

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 5

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 6

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 7

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 8

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 9

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 10

    紅麴サプリ問題を「規制緩和」のせいにする大間違い.…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中