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南ア、ロシアへの武器供給巡る疑惑調査へ 米が指摘

5月28日、南アフリカのラマポーザ大統領(写真)は、ケープタウン近郊の海軍基地でロシア船に武器が積み込まれたとする米国の主張を調査する委員会を設置したと、大統領府が発表した。写真は11日、ケープタウンで撮影(2023年 ロイター/Esa Alexander)
[ヨハネスブルク 28日 ロイター] - 南アフリカのラマポーザ大統領は、ケープタウン近郊の海軍基地でロシア船に武器が積み込まれたとする米国の主張を調査する委員会を設置した。大統領府が28日に発表した。
米国のブリゲティ駐南ア大使は11日、ロシアの船舶が昨年12月に南アのサイモンズタウンの海軍基地で武器を載せたと確信していると述べた。
これを受けて米国、南ア、ロシアの間で外交的な対立が起きたほか、ウクライナ紛争に対する南アの中立的立場に疑問が生じている。
大統領府は声明で、委員会設置は「疑惑の深刻さ、国民の関心度、この問題が南アフリカの国際関係に与える影響」を踏まえた決定だと説明した。
船舶の到着を認識していた人物や積み荷の内容、船舶の到着に関連して法律が順守されたかどうかなどを調査する。
調査期間は6週間で、調査終了後2週間以内に大統領が最終報告を受けるという。