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英EU離脱反対派、国民投票再実施の方法提案 「まだ時間ある」

2018年09月19日(水)12時05分

 9月18日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に反対する勢力は、ブレグジットを巡る新たな国民投票を実施する時間はまだあるとし、英議会が政府に国民投票の再実施を迫る方法について報告書をまとめた。写真は旗を振りながらデモ行進するブレグジットに反対する勢力。ロンドンで10日撮影(2018年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 18日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に反対する勢力は、ブレグジットを巡る新たな国民投票を実施する時間はまだあるとし、英議会が政府に国民投票の再実施を迫る方法について報告書をまとめた。

メイ首相は2度目の国民投票に否定的だが、一部の議員は首相とEUの合意を「国民の投票」にかける案を支持している。

報告書では、英議会は政府に国民投票の実施を促す、または迫る様々な機会があると指摘している。

報告書の共同執筆者で、EU加盟国の離脱手続きについて定めたEU基本条約第50条を起草したジョン・カー氏は「さいは投げられたが、不可逆的ではない。まだ時間はある」とした。

離脱反対派はユーガブの調査を引用し、2度目の国民投票の是非を巡っては賛成が反対を上回ると主張している。大半の世論調査では離脱への支持が若干低下しているものの、全体としては意見はおおむね半々に割れたままとなっている。

報告書では、EUとの合意に関する採決を国民投票の是非に関する採決に転換する手続きから、メイ政権の退陣および総選挙実施まで、議会が講じ得る6つのシナリオを提示した。

その上で「議会による意味のある採決に加え、メイ政権が確実な過半数を握っていないことを踏まえると、EUとの合意を精査する上で議員が中心的な役割を果たし、それを拒否することができるということだ」と指摘した。

ロイター
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