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西日本豪雨は予算予備費など4200億円でまず対応、不足なら補正も=麻生財務相

2018年07月10日(火)11時00分

 7月10日、麻生太郎財務相は閣議後会見で、西日本豪雨への財政措置について、当初は2018年度予算で計上されている公共土木の災害対応予算700億円と予備費3500億円の計4200億円で対応すると述べた。写真は会見する同財務相。2014年10月に北京で撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 10日 ロイター] - 麻生太郎財務相は10日午前の閣議後会見で、西日本豪雨への財政措置について、当初は2018年度予算で計上されている公共土木の災害対応予算700億円と予備費3500億円の計4200億円で対応すると述べた。被害状況を踏まえ、予備費などで不足するのであれば、補正予算も考えることになるとの見通しを示した。

災害対策費用について「災害の状況が正確にはつかみきれていないので、なんとも言えない段階」とした上で、被災地の暑さ対策を念頭に、クーラー設置費用など迅速な対応が求められているところは、先行して対応する意向を示した。

同日の閣議で了解された2019年度予算の概算要求基準について「引き続き手を緩めることなく、本格的な歳出改革に取り組む必要ある。各大臣においては、既存の予算を抜本的に見直し、概算要求の段階から、予算内容を十分吟味し、メリハリのついた予算につなげてほしい」と要請した。

2017年度の税収は「基幹3税が、増収になっているので、そういったものを予算に回さず、着実に国債の返済等に充て、新規国債発行を2兆円減らす」「財政再建と経済成長の両方をきちんとやっていくのが基本」と強調した。

*本文中の脱字を補いました。

(竹本能文 編集:田巻一彦)

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