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英首相がEU離脱方針巡り閣僚と協議、成果は不明 来週公表へ

2018年02月23日(金)11時39分

 2月22日、英国のメイ首相(写真)と主要閣僚は、欧州連合(EU)離脱に向けた政府の方針を話し合った。写真は19日英ダービーでの代表撮影(2018年/ロイター)

[ロンドン 22日 ロイター] - 英国のメイ首相と主要閣僚は22日、欧州連合(EU)離脱に向けた政府の方針を話し合った。EU離脱後のEUとの関係を巡っては政権内でも穏健派と強硬派で意見が分かれる中、協議によって双方の溝が埋まったかどうかは明らかにされていない。

首相府によると、首相の公式別荘での協議は8時間続き、議題は自動車業界からデジタル貿易にまで及んだ。

首相府は「全閣僚との協議を経て、首相は来週の演説で(EU離脱を巡る)今後について明らかにする」と発表。詳細には触れなかった。

しかし、関係者が匿名を条件にロイターに語ったところでは、メイ首相は会合で、EUのルールや規則からのより迅速な離脱を望む閣僚の意見を受け入れた様子。関係者は「離脱派が勝利した」と語った。

EU離脱が決まった国民投票から20カ月が経つが、英政府は離脱後のEUとの関係について具体的な提案を示していない。

メイ政権は3月22日からのEU首脳会議に間に合うよう、明確な方針を固め、具体的な提案を準備したい意向だ。

ロイター
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