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米政権幹部2人が辞任の可能性、トランプ大統領と対立=関係筋

2018年02月23日(金)10時30分

 2月22日、トランプ米大統領との対立から、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当・右)とケリー大統領首席補佐官(左)が近く辞任する可能性があることが、政府高官4人の話で明らかになった。写真は国連総会の前に会話する両氏。昨年9月、ニューヨークで撮影(2018年 ロイター/Lucas Jackson)

[ワシントン 22日 ロイター] - トランプ米大統領との対立から、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)とケリー大統領首席補佐官が近く辞任する可能性があることが、政府高官4人の話で明らかになった。

それによると、マクマスター氏、ケリー氏のいずれか一方、もしくは両方が近く辞任する可能性がある。

ただ、ティラーソン国務長官やセッションズ司法長官のケースのように、対立が収束する可能性もあるという。

ホワイトハウスのシャー報道官は、両氏の辞任の可能性に関する質問に直接回答せず、「大統領は政権チームの各メンバーに完全に信頼を寄せている」と述べた。

マクマスター、ケリー両氏は、政権にとどまるかとの質問に対しコメントしていない。

両氏はいずれも軍人出身で、トランプ政権において一定の抑制力になっているとみられる。

マクマスター氏は前週末、2016年米大統領選にロシアが干渉したと確信していると述べ、トランプ大統領はツイッターでこれを非難した。

また、高官によると、政府の最高機密情報へのアクセス権限を巡って両氏と大統領が対立する可能性があるという。

マクマスター氏を巡っては、軍務への復帰が検討されているとの情報も国防総省関係者の間で出ている。

ロイター
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