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EU、英との将来関係巡る交渉指針を3月に提示 英の立場は不透明
2018年02月22日(木)13時14分
2月21日、英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、加盟各国の首脳はバルニエ首席交渉官が英国との将来の関係について交渉する際の指針を3月に提示する予定で、英国がそれまでに、どのような関係を望むか明確にしない場合でも、予定は変更しない見通しだ。写真はロンドンで昨年9月撮影(2018年 ロイター/Tolga Akmen)
[ブリュッセル 21日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、加盟各国の首脳はバルニエ首席交渉官が英国との将来の関係について交渉する際の指針を3月に提示する予定で、英国がそれまでに、どのような関係を望むか明確にしない場合でも、予定は変更しない見通しだ。交渉に近いEU高官が21日に明らかにした。
複数のEU当局者によると、英国が3月までに立場を明確にしない場合、EUの交渉指針も詳細を欠いたものになり、英企業を取り巻く状況はより不透明となる。
しかし、英政府は強硬派と穏健派の間で意見が分かれ、EU単一市場や関税同盟、欧州司法裁判所の管轄からの離脱という、当初の立場以外には何も示していない。
前出のEU高官は、英国が3月までに新たな立場を示さなければ、バルニエ交渉官への指針は英国がこれまでに表明した内容に基づいて作成するだけだと述べた。
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