ニュース速報

ワールド

米USTR代表、NAFTA再交渉の妥結に望み=共和党議員

2018年01月29日(月)13時19分

 1月28日、米共和党のデイブ・ライチャート下院議員は、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関し、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表(写真)は妥結に望みをかけているが、多くの作業が残されていると認識していると明らかにした。写真はメキシコシティ で昨年9月撮影(2018年 ロイター/Edgard Garrido)

[モントリオール 28日 ロイター] - 米共和党のデイブ・ライチャート下院議員は28日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関し、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は妥結に望みをかけているが、多くの作業が残されていると認識していると明らかにした。

カナダのモントリオールで開かれているNAFTA再交渉の第6回会合は29日に終了する予定だが、米国の要求を巡り合意の兆しはほとんどみられていない。

下院歳入委員会の貿易小委員会で委員長を務めるライチャート議員は、ライトハイザー代表によるブリーフィング後に、米国は再交渉の期限を延長する可能性を排除しない構えであることを示唆した。

同氏は「楽観的なムードが出ている」と発言。「(ライトハイザー氏の)発言を解釈すると、同氏は多くの作業が残されていると認識しているが、望みを抱いている」とした上で「これまでは、交渉を継続するかどうか不透明な状況だったが、すでに追加の会合に関する話し合いが行われているという事実を指摘できる」と述べた。

ライトハイザー代表、カナダのフリーランド外相、メキシコのグアハルド経済相は29日にモントリオールで、これまでの進展を確認するため協議する予定。

汚職防止などについては、おおむね作業が完了したと発表する見通しだが、米国が自動車について求めている域内部材比率の引き上げや米部材比率を50%以上とする条項については、依然として大きな隔たりがある。

また、米国が求めている紛争解決メカニズムの廃止や、5年ごとに更新しなければ協定が自動的に廃止になる「サンセット条項」も、大きな争点となっている。

民主党のサンダー・レビン下院議員は、米国がNAFTA再交渉の場から退くことはないと確信していると述べた。

当局者らによると、この協議で3氏が交渉を継続すべきとの結論に達すれば、メキシコで2月26日から次会合が開かれる見通し。3カ国は、メキシコの総選挙と時期が重ならないよう、3月末までの妥結を目指しているが、メキシコの当局者らは期限が延長される可能性があることを示唆している。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU、メルコスルとのFTA締結承認 反対くすぶる

ビジネス

FRBは今後もデータに基づき決定、ゴールドマンのチ

ビジネス

フォルクスワーゲン、25年中国販売3位転落 吉利汽

ビジネス

ユーロ圏投資家心理、1月予想以上に改善 底打ちの兆
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画をネット民冷笑...「本当に痛々しい」
  • 4
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 8
    筋力はなぜパワーを必要としないのか?...動きを変え…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中