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キプロス大統領選、現職と元保健相が2月4日の決選投票へ

1月28日、地中海キプロス島南部のキプロス共和国(ギリシャ系)で、大統領選の投開票が行われた。現職のアナスタシアディス大統領(写真)と左派が支援するマラス元保健相が、2月4日の決選投票に進むことになった。写真はキプロスのニコシアで撮影(2018年 ロイター/Yiannis Kourtoglou)
[アテネ 28日 ロイター] - 地中海キプロス島南部のキプロス共和国(ギリシャ系)で28日、大統領選の投開票が行われた。現職のアナスタシアディス大統領と左派が支援するマラス元保健相が、2月4日の決選投票に進むことになった。
開票の結果、得票率はアナスタシアディス氏がトップで35.5%、続いてマラス氏が30.25%。中道派のパパドポロス氏が3位で、25.75%の票を集めた。
過半数を獲得した候補がいなかったため、決選投票が実施される。
キプロス島は現在、ギリシャ系のキプロス共和国と、北部を中心とする北キプロス・トルコ共和国(トルコのみ承認)に分断されている。昨年の再統合交渉は、トルコの役割を巡り合意に至らず決裂していた。
大統領選の結果は、トルコ系住民との和平交渉が今年再開するかどうかを左右する可能性がある。