ニュース速報

ワールド

バングラデシュ人質事件、日本人は1人救出 7人安否不明

2016年07月02日(土)15時57分

 7月2日、バングラデシュ首都ダッカのレストランで1日夜に発生した人質立てこもり事件で、同国治安部隊が突入。店内に少なくとも8人いた日本人のうち1人が救出、7人は安否の確認が取れていない。写真は治安部隊員(2016年 ロイター/Mohammad Ponir Hossain)

[東京 2日 ロイター] - バングラデシュの首都ダッカのレストランで1日夜に発生した人質立てこもり事件は、2日に同国治安部隊が突入した。店内に少なくとも8人いた日本人のうち、1人が救出、7人は安否の確認が取れていない。

萩生田光一官房副長官は2日午後に会見し、レストラン内にいた日本人男性1人が救出されたことを明らかにした。男性は国際協力機構(JICA)の関連業務に携わる日本企業関係者で、他の仕事仲間7人と食事をしていた。

官房副長官によると、日本大使館の職員が救出された男性と病院で面会。男性はケガをしているものの、命に別状はない。事件発生後に別々に避難したため、残り7人の安否は分からないと話しているという。

日本政府は、8人以外に店内に日本人がいたかどうか確認できていない。

バングラデシュのハシナ首相はテレビを通じ、人質のうち13人を救出、数人が死亡したことを明らかにした。バングラデシュの治安部隊は犯人6人を射殺、1人を拘束した。

(久保信博 編集:吉瀬邦彦)

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ガザ休戦案へのハマス回答は前向き=仲介国カタール

ビジネス

スイス中銀、資産トークン化決済の最適化を積極検討=

ビジネス

米FAA、ボーイング787の調査開始 検査記録改ざ

ワールド

ピュリツァー賞、ロイターが2部門受賞 公益部門は米
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    翼が生えた「天使」のような形に、トゲだらけの体表...奇妙な姿の超希少カスザメを発見、100年ぶり研究再開

  • 2

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが...... 今も厳しい差別、雇用許可制20年目の韓国

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    「真の脅威」は中国の大きすぎる「その野心」

  • 5

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 6

    メーガン妃を熱心に売り込むヘンリー王子の「マネー…

  • 7

    ウクライナがモスクワの空港で「放火」工作を実行す…

  • 8

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 9

    単独取材:岸田首相、本誌に語ったGDP「4位転落」日…

  • 10

    こ、この顔は...コートニー・カーダシアンの息子、元…

  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 5

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 6

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 7

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 10

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中