ＥＵ離脱は英国経済に災い及ぼす、近隣国に影響も＝仏財務相

　６月３０日、フランスのサパン財務相（写真）は、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定は英国経済に災いを及ぼすとともに、近隣国にも影響を与えるとの見解を示した。２２日撮影（２０１６年　ロイター/Jacky Naegelen）

［パリ　３０日　ロイター］ - フランスのサパン財務相は３０日、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定は英国経済に災いを及ぼすとともに、近隣国にも影響を与えるとの見解を示した。

仏ラジオ局ラジオ・クラシックで、英国のＥＵ離脱は他の欧州諸国の経済成長に影響を及ぼすかと質問され「英国にとって経済的な大惨事だ」と指摘。さらに「影響はある。まず英国。そして英国のような経済大国で経済活動が衰退した際には近隣国にも明らかに影響が及ぶ」と語った。

ただ「その影響は大きいだろうか。そうは思わない。われわれの経済成長見通しを脅かすようなものではない」とも述べた。

２０１７年の赤字削減目標も、対国内総生産（ＧＤＰ）比２．７％に据え置き、「この目標に変わりはない」と語った。