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インドネシア森林火災、来年まで続く可能性

10月19日、周辺国に深刻な大気汚染をもたらしているインドネシアの森林火災が拡大しつつあり、来年まで鎮火しない可能性がある。写真はインドネシアの森林火災による「煙害(ヘイズ)」の影響を受けているシンガポールの港。12日撮影(2015年 ロイター/Edgar Su)
[ジャカルタ 19日 ロイター] - 周辺国に深刻な大気汚染をもたらしているインドネシアの森林火災が拡大しつつあり、来年まで鎮火しない可能性がある。専門家が19日明らかにした。「煙害(ヘイズ)」と呼ばれる大気汚染の原因となっている野焼きはスマトラ島やカリマンタン島を中心に行われているが、同国東部にも広がりつつあるという。
国際林業研究センター(CIFOR)の研究者ヘンリー・プルノモ氏は「(火災は)おそらく12月から1月まで続くだろう」と述べた。例年広汎な火災は発生しないパプアにも広がっていると指摘し、「パーム油(生産)などのために新たな耕作地を切り開いているためだ」と分析した。
インドネシアの森林地域に拠点を置くある企業の幹部は、煙害が3月まで続く可能性があるとの見方を示した。
*写真を追加しました。