ニュース速報
ビジネス

世界の航空会社が運賃値上げや路線削減、燃料費高騰で

2026年03月18日(水)09時10分

写真は3月12日、トルコ・イスタンブールの空港で撮影。REUTERS/Amr Abdallah Dalsh

Rajesh Kumar Singh Shivansh Tiwary Joanna Plucinska

[17日 ロ‌イター] - 世界の航空‌各社は17日、米国とイスラエ​ルの対イラン戦争によって引き起こされたジ⁠ェット燃料価格の​高騰を受け、数億ドル規模の追加コストが発生するほか、運賃の値上げや一部路線の削減を実施すると警告した。

米デルタ航空の⁠エド・バスティアン最高経営責任者(CEO)はJPモルガンの業界会議で、ジェッ⁠ト燃​料価格の急騰により、3月だけで同社のコストが4億ドルも増加したと述べ、航空業界では運賃値上げを通じてコスト増を迅速に転嫁する動きが見られていると指摘した。

アメリカン航空⁠は燃料費の影響により第1・四‌半期の経費が4億ドル増加するとの見通しを示し⁠た。

いち⁠早く対応に乗り出した北欧のスカンジナビア航空(SAS)は、燃料価格の「急激かつ突発的な上昇」を理由に、一部の便を削減すると発表し‌た。

同社は電子メールで、「欧州の​航空‌業界全体が、突発⁠的な燃料ショ​ックによる圧力を感じている」と述べた。

開戦から3週目に入ったこの戦争は、世界の航空業界を混乱に陥れている。ミサイルやドローン(無人機)攻‌撃への懸念から中東の空域の大部分が閉鎖されたままで、フライト​の欠航、スケジュール⁠・経路変更が相次いでいる。

ジェット燃料価格は主要な課題として浮上しており、運航コスト​を押し上げている。2月下旬に米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始して以来、欧州の価格は2倍に、アジアの価格は80%近く上昇している。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロ当局者、ウクライナのドローン開発に危機感 「安全

ビジネス

内田副総裁、18日からの金融政策決定会合に電話会議

ビジネス

日経平均は反発で寄り付く、5万4000円回復 米株

ワールド

トルコ、ウクライナ和平交渉開催に意欲 ロシアと外相
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    「危険な距離まで...」豪ヘリに中国海軍ヘリが異常接…
  • 8
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 9
    「目のやり場に困る...」グウィネス・パルトロウの「…
  • 10
    戦争反対から一変...湾岸諸国が望む「イランの脅威」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 8
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中