ボーイング、「787」エンジニア業務をサウスカロライナに移転へ
ボーイングのロゴ。2017年1月、米ワシントン州エバレットのジェット機工場で撮影。REUTERS/Alwyn Scott
Dan Catchpole
[シアトル 4日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは先週、双通路機の生産拡大に伴い、「787」のエンジニアリング業務を南部サウスカロライナ州に集約する計画を従業員に伝えたと、同社エンジニアを代表する労働組合が4日明らかにした。
航空宇宙専門技術職員協会(SPEEA)がエンジニアを代表している西部ワシントン州から約300人のエンジニア職を、組合が組織されていない州に移すことになるという。
同社がワシントン州のSPEEA加入者約1万6000人と結ぶ2つの契約は10月に期限切れとなる。
ボーイングの広報担当者はロイターに対し、サウスカロライナ州でのエンジニア増員に加え、引き合いが強い単通路機「737」の生産率を上げるためワシントン州でもエンジニアを採用する計画だと明らかにした。
SPEEAのレイ・ゴフォース事務局長は声明で、先週の通知に組合幹部は不意打ちを食らったと指摘。通知の前日にボーイング経営陣からは「近い将来、組合員や業務に影響する決定は予定されていない」と伝えられていたとしている。
SPEEAは詳細と組合員のレイオフがないという保証を会社側に求めているが、回答を得られていないという。
ゴフォース氏は「(今回の発表とその後の沈黙は)今後の契約交渉に暗い影を落としている」と述べた。
一方、関係者が4日明らかにしたところによると、ボーイングの防衛部門はサプライチェーン関連の非組合員約300人の職を削減している。
削減対象となった従業員の一部は社内で別の職に就く可能性もあるという。
ボーイングの広報担当者は「当社は顧客や地域社会に対するコミットメントを守るため、定期的に従業員数を評価・調整している」と述べた。





