米シティ、第4四半期は予想上回る ディールメイキングが回復
米シティグループのロゴ。2025年12月撮影。REUTERS/Dado Ruvic/Illustration
Tatiana Bautzer Prakhar Srivastava
[14日 ロイター] - 米金融大手シティグループが14日発表した第4・四半期決算は、純利益が市場予想を上回った。ディールメイキング(案件成立)の回復と企業顧客向けサービスの需要拡大が業績を押し上げた。
第4・四半期の総収入は198億7000万ドルとなり、前年同期の194億7000万ドルから増加した。純利益は24億7000万ドル(1株当たり1.19ドル)となり、前年同期の29億ドル(1株当たり1.34ドル)から減少した。調整後の1株利益は1.81ドルで、市場予想の1.67ドルを上回った。
年後半にM&A(企業の合併・買収)活動が活発化したことで、手数料収入が増加した。投資銀行手数料は35%増の12億9000万ドル。前年同期は9億5100万ドルだった。2025年通年ではM&A業績が過去最高を記録した。
バンキング部門の収入は78%増の22億ドルに達した。
第4・四半期も市場は変動が続いた。市場部門全体の収入は1%減の45億4000万ドルとなったが、2025年通年では前年比11%増となった。
株式市場部門の収入は、現物株式の低迷により1%減少した。
一方、純金利収入(銀行が貸出で得る収入と預金に支払う利息の差)は14%増加した。
フレイザー最高経営責任者(CEO)の成長戦略の要となるウェルスマネジメント部門の収入は7%増の21億3000万ドルだった。プライベートバンクなどの成長が寄与した。
有形自己資本利益率(ROTCE)は5.1%と、来年の目標である10─11%からは大きく距離がある。ロシアでの損失を除くと7.7%だった。
シティの取締役会は先月、ロシア子会社AOシティバンクをルネサンス・キャピタルに売却することを承認。主に為替要因により約12億ドルの税引き前損失が発生した。
第4・四半期の費用は、報酬・福利厚生、税金費用、法務費用、テクノロジー・通信費の増加により6%増加した。
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