エアバス、25年納入数は4%増の793機 首位維持の見通し
写真はエアバスのロゴ。2024年6月、フランスのビルパントで撮影。REUTERS/Benoit Tessier
Tim Hepher Alessandro Parodi
[パリ 12日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバスは12日、2025年の民間航空機納入数が前年比4%増の793機だったと発表した。最近の主力機種での品質問題やエンジン供給を巡る新たな懸念材料があるものの、世界最大の航空機メーカーとしての地位を維持する見通しだ。
納入数は修正目標の約790機を上回ったが、エアバスは「引き続き複雑で変動の激しい事業環境」に直面すると警告した。先月スペインの胴体パネルのサプライヤーでの問題を理由に、納入目標を従来の820機から引き下げていた。
昨年の総受注数は1000機、キャンセル分を差し引いた受注数は889機で、いずれも2024年実績を上回った。
13日に通期データを発表予定の米同業ボーイングは11月末までの納入実績が537機で、製造競争でエアバスに大きくリードされている。
エアバスは修正納入目標を達成したが、2019年のピーク時の年間納入数863機をなお70機下回っている。
一方、民間機事業の最高経営責任者(CEO)のクリスチャン・シェーラー氏は、2025年も引き続き主力「A320ネオ」シリーズ向けのエンジンの到着が「非常に遅れた」と指摘。「この傾向は26年も継続すると見込まれ、特に米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)とは依然として協議を続けている。解決すべき問題だ」と説明した。
同氏によれば、エアバスは「当面の間」必要な供給量についてP&Wとの合意に至っていない。業界関係者によると、こうした詳細は少なくとも1年前までに調整されるという。
シェーラー氏は観測筋から、業界で定期的に繰り広げられる市場シェア獲得競争において、中国などの新興競合勢の台頭を加速させないよう比較的現実的な姿勢を示すとみられており、長引く混乱の後、安定を取り戻しつつあるボーイングの回復を歓迎した。
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