独消費者信頼感、1月は-26.9に悪化=GfK
Miranda Murray
[ベルリン 19日 ロイター] - 市場調査グループGfKとニュルンベルク市場判断研究所(NIM)がまとめた2026年1月の独消費者信頼感指数はマイナス26.9と、25年12月改定値のマイナス23.4から低下した。
ロイターがまとめた市場予想(マイナス23.2)を下回った。
先行き不透明感の再燃で、家計の貯蓄性向が08年の金融危機以来の高水準に達した。
NIMのアナリスト、ロルフ・ビュルクル氏は、貯蓄傾向が08年6月以来の高水準に上昇した点が注目されると指摘。家計がインフレの再燃を懸念していることに加え、政治の場で将来の年金制度が議論されたことで、先行き不透明感が強まったという。
また、家計の所得見通しと購買性向の双方が低下するなど、「失望を招く」年末の状況も、指数全体の低下につながった。
同氏は「これは今年のクリスマス商戦のラストスパートにとって良いニュースではなく、26年の消費者信頼感にとって出鼻をくじく結果と受け取れる」と述べた。





