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日本の国債管理政策、マーケットとの対話は世界一緊密=片山財務相

2025年12月15日(月)12時03分

 片山さつき財務相(写真)は15日の参院予算委員会で、国債管理政策に関し「日本(政府)のマーケットとの対話はおそらく世界一緊密」と強調し、高市早苗政権の財政運営への懸念をけん制した。都内で10月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Yoshifumi Takemoto

[東京 15日 ロイター] - 片山さつき財務相は15日の参院予算委員会で、国債管理政策に関し「日本(政府)のマーケットとの対話はおそらく世界一緊密」と強調し、高市早苗政権の財政運営への懸念をけん制した。片山大介委員(維新)への答弁。

片山委員は高市政権の積極的な財政政策が円安・金利上昇を通じ物価上昇を助長する可能性について質問。これに対し財務相は「ここのところ行われている(国債)入札等も平常に行われている」などと反論した。

財政規律を確保する指標として「長期のもの、ストックのものとしては対名目国内総生産(GDP)債務残高を挙げているが、プライマリーバランス(基礎的財政収支=PB)については全く捨ててしまうわけではなく、単年度(黒字化)に拘泥せず何年か中期的に見る」と説明した。

さらに米ブッシュ元政権やトランプ政権にも触れ、政府による投資促進策により、促進策がない場合と比べ日本経済をどれだけ大きく成長させることができるか、1月公表予定の中長期試算などを踏まえ示していく方針だと語った。

ロイター
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