バイナンス、共同創業者イー・ハー氏とテン氏の二重指導体制に
9月10日撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[3日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)交換所世界大手バイナンスは3日、共同創業者のイー・ハー氏を共同最高経営責任者(CEO)に任命し、リチャード・テン現CEOとの二重指導体制に入った。
リンクトインのプロフィールによると、イー・ハー氏はバイナンスの役員を長年務めており、現在はチーフ・カスタマー・サービス・オフィサーとなっている。
テン共同CEOは「バイナンス・ブロックチェーン・ウィーク」の基調講演でこのニュースを発表。「イーはバイナンス発足以来、リーダーシップチームに不可欠な存在であり続けている」と述べた。
バイナンスを巡っては、「CZ」として知られる創業者のチャンポン・ジャオ氏が米国のマネーロンダリング(資金洗浄)防止法違反を認め、5000万ドルの罰金を支払い、昨年4カ月近く服役。テン氏は2023年にCEOに任命された。
ジャオ氏は12歳まで中国で生まれ育ったカナダ国籍の男性で、中国のテレビで旅行番組の司会者を務めていた女性のイー・ハー氏とは恋愛関係にあった。2人の間には子どももいる。
テン氏は11月、ジャオ氏が10月にトランプ米大統領から恩赦を受けた後、同氏がバイナンスに復帰するかどうかについては何も決まっていないと述べた。





