デル夫妻、「トランプ口座」に60億ドル寄付へ 子どもの投資支援

写真はデルのロゴ。8月撮影）。REUTERS/Dado Ruvic

Jaspreet Singh　Jeff Mason

［ワシントン　２日　ロイター］ - 米起業家でデル・テクノロジーズ会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）のマイケル・デル氏と妻スーザン氏は、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」計画の一環として、６２億５０００万ドルを寄付すると表明した。米国の子ども２５００万人の個人投資口座に２５０ドルを拠出する。

「トランプ口座」として知られるこの取り組みは大型の減税・歳出法に基づき今年創設され、金融機関から関心が集まっている。財務省は２０２５─２８年に米国で生まれる全ての子どもの投資口座に１０００ドルを拠出する。

口座は来年７月４日に開設される予定だが、仕組みの詳細はまだ不明だ。資金は株式市場全体のパフォーマンスを反映するインデックスファンドへの投資が義務付けられており、１８歳になると教育、職業訓練、住宅購入、起業などに利用できる。

マイケル・デル氏はホワイトハウスで行われたイベントで寄付を発表し「われわれにできる最も賢明な投資は子どもへの投資だ」と述べた。

トランプ氏は子どもたちに「アメリカンドリームを実現するチャンスを与えるものだ」と述べ、この取り組みに自身にも貢献する考えを示した。