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中国百度、複数部門でレイオフ開始との情報 AI事業テコ入れか

2025年12月01日(月)10時42分

写真は百度のロゴ。 8 月撮影。REUTERS/Dado Ruvic

[北京/上海 28日 ロイター] - 中国の検索エンジン最大手、百度(バイドゥ)が今週、複数の事業部門でレイオフ(一時解雇)を開始したことが複数の関係者の話で分かった。人工知能(AI)分野の競争激化と広告収入の減少が背景にある。

レイオフは年末まで続く見通し。ロイターは全体のレイオフ人数を確認できなかったが、情報筋によると社内では大規模な人員削減だと受け止められている。事業部門によって人数は異なるが、一部のチームでは最大40%の削減になるという。

モバイル・エコシステム部門が大幅な削減対象となる一方、AIとクラウドに関する職員はおおむね削減を免れる。情報筋の1人は、より多くの資源がAIに振り向けられると述べた。

年次報告書によると、百度の従業員数は昨年末時点で3万5900人と、前年の3万9800人から減っていた。

11月18日に発表した第3・四半期決算は2四半期連続の減収だった。

百度は何年も前からAIに投資しているが、中核のオンライン広告事業の成長回復につなげられていない。また中国勢の中で対話型生成AIサービスで先行したが、アリババやディープシークといった競合他社の追い上げを受けている。

ロイター
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