米スタバ労組、ブラックフライデーにスト拡大 賃上げなど求め

写真は11月21日、ニューヨーク市のスターバックス店舗前で賃上げを求める従業員ら。REUTERS/Brendan McDermid

Chandni Shah

[２８日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスのバリスタ労働組合は２８日、賃上げなどを求める無期限ストライキを６５店舗から１２０店舗余りに拡大したと発表した。

同社史上最長のストとなる今回のストは１１月１３日に４０都市余りの店舗６５カ所で始まり、小売店にとっては１年で最繁忙期となるブラックフライデーに合わせて拡大された。

ただ、会社側によると、国内店舗の９９％は営業しており、ブラックフライデーに合わせたストで休業したのは１万７０００店以上のうち５５店のみだとし、広報担当は「大きな混乱は予想していない」と述べた。

組合側は賃上げや労働時間の改善のほか、組合つぶしに関連する不当労働行為の疑いについて解決するよう要求している。

交渉を巡っては、年２％の昇給などを保証する会社側の提案を組合が４月に拒否し、その後も行き詰まりが続いている。