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円安による物価高、基調物価にも影響の可能性に留意=植田日銀総裁

2025年11月21日(金)10時50分

写真は日銀の植田和男総裁。10月30日撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon

Takahiko Wada

[東京 21日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は21日、衆院財務金融委員会で、為替円安に端を発した物価上昇が予想物価上昇率への影響を通じて「基調的な物価上昇率に影響する可能性にも留意していかないといけない」と指摘。為替変動が物価に及ぼす影響を「注意深く見ていきたい」と話した。

大串博志委員(立憲)の質問に答えた。

植田総裁は、円安が進めば輸入物価を押し上げ、国内物価に転嫁されていくことで消費者物価の押し上げ要因になると説明。その上で、企業の賃金・価格設定行動が積極化する動きが目立っており、為替変動の物価への影響が「大きくなる可能性がある点に留意が必要だ」と述べた。

ロイター
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