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ウェイモ、自動運転タクシーをミネアポリスなど3都市に拡大

2025年11月21日(金)10時45分

米カリフォルニア州サンフランシスコを試験走行するウェイモのロボタクシー。2022年12月9日撮影。REUTERS/Paresh Dave

[20日 ロイター] - 米IT大手アルファベット傘下のウェイモは20日、自動運転タクシーサービスを近日中に中西部ミネソタ州ミネアポリス、南部フロリダ州タンパ、ルイジアナ州ニューオリンズに拡大すると発表した。米国内での事業拡大を加速する。

ウェイモは既にサービスを提供する都市で採用してきた段階的な展開計画に従い、新規市場ではまずドライバーが運転する車両でサービスを開始する。この方法では通常、詳細な地図作成と情報収集から始まって、監視付きの自動運転試験、限定的な一般乗客へのサービスを経て、最終的に完全な無人運転サービスへと移行する。

2016年に自動運転車事業に参入したウェイモは、安全確保のためのドライバーや車内係員が同乗しない有料自動運転タクシーサービスを提供する米国で唯一の事業者だ。同社広報担当はロイターに対し、2500台余りの車両を保有していると明らかにした。

米電気自動車(EV)大手テスラや米アマゾン・ドット・コム傘下のズークスなど競合他社が自動運転分野に多額の投資を行う中、ウェイモの今回の事業拡大の動きは自動運転車の市場投入を巡る競争激化を浮き彫りにする。

ウェイモは18日にフロリダ州マイアミで自動運転タクシーの運行を開始し、南部テキサス州ダラス、ヒューストン、サンアントニオ、フロリダ州オーランドでも、26年に一般乗客向けの運行を開始する前に、数週間以内に従業員を対象に運行を開始する計画を明らかにした。

ロイター
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