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ビットコイン9万ドル割れ、リスク志向後退 機関投資家が売り

2025年11月18日(火)14時35分

 11月18日 仮想通貨(暗号資産)ビットコインは18日、7カ月ぶりに9万ドルを割り込んだ。写真は9月10日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Rae Wee

[シンガポール 18日 ロイター] - 仮想通貨(暗号資産)ビットコインは18日、7カ月ぶりに9万ドルを割り込んだ。投資家のリスク志向が後退している。

ビットコインは10月の12万6000ドル超から30%近く下落している。先週、9万8000ドル付近の支持線を下抜けた。アジア時間18日午後の段階で2%安の8万9953ドル。イーサは1%安の2997ドル。

市場参加者は、米利下げ観測の揺らぎや、長期にわたる上昇の調整への懸念が仮想通貨を圧迫していると指摘した。

「上場企業や機関投資家の手じまいによって連鎖的な売りが増幅している」と香港Web3協会の共同議長ジョシュア・チュー氏は述べた。

アストロノート・キャピタルのマシュー・ディブ最高投資責任者は「全体的に暗号資産に対するセンチメントはかなり弱い」と述べ、ビットコインの次の支持線は7万5000ドルで、市場のボラティリティが高止まりした場合、その水準まで下げる可能性があるとの見方を示した。

ロイター
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