NY外為市場=ドル/円小動き、日米の金融政策にらみ円は月初から4%下落
ニューヨーク外為市場では、円が対ドルでほぼ横ばいで推移した。日銀による早期の追加利上げ観測が後退し、米連邦準備理事会(FRB)による12月の次回会合での追加利下げ観測が後退する中、月間ベースで円は対ドルで4.2%下落した。2016年1月撮影(2025年 ロイター/Jason Lee)
[ニューヨーク 31日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、円が対ドルでほぼ横ばいで推移した。日銀による早期の追加利上げ観測が後退し、米連邦準備理事会(FRB)による12月の次回会合での追加利下げ観測が後退する中、月間ベースで円は対ドルで4.2%下落した。
日銀は29―30日に開いた金融政策決定会合で金利据え置きを決定。日銀の植田和男総裁は金融政策決定会合後の記者会見で、経済・物価見通しが実現する確度は少しずつ高まっているとする一方、政策調整に向けては来年の春闘の「初動のモメンタム」が重要になると述べ、もう少しデータをみたいと語った。
ステート・ストリート・グローバル・マーケッツのグローバル・マクロ・ストラテジスト、ノエル・ディクソン氏は「日銀は最終的に政策金利を少なくとも1%まで正常化せざるを得ない」とし、円に対して依然として強気の見方を崩していないとしている。
この日の取引でドル/円はほぼ横ばい。ただ、月初からは円は対ドルで4.2%下落し、1カ月の下落としては7月以降で最も大きくなった。
主要6通貨に対するドル指数は0.35%高の99.82。月初からは2%上昇し、月間ベースの上昇率としては7月以降で最大となった。
FRBは28─29日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げを決定。利下げは前回9月に続き2会合連続だったが、パウエルFRB議長は会合後の記者会見で今回が今年最後の利下げになる可能性を示唆した。
この日は、今回のFOMCで金利据え置きを主張し利下げに反対したカンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁が0.25%ポイントの利下げを行っても労働市場で見られているストレスに対応する効果は大きくないとの考えを示したほか、クリーブランド地区連銀のハマック総裁が米国のインフレはなお高すぎるとして利下げに反対すると発言するなど、FRB当局者の発言が相次いだ。
CMEフェドウオッチによると、12月の次回会合で利下げが決定される確率は63%。1週間前の93%から大きく低下した。
ユーロ/ドルは0.37%安の1.1522ドル。欧州中央銀行(ECB)は30日に開いた理事会で金利据え置きを決定。据え置きは3会合連続。ECBの現行政策は良好な位置にあるとの見方を改めて示し、今後の動きについて手がかりは示さなかった。
英ポンド/ドルは0.14%安の1.3132ドルと、4月14日以来の安値を更新。リーブス英財務相に対する政治圧力が高まっていることが英ポンドの重しになっている。イングランド銀行(英中央銀行)は来週の政策決定会合で金利据え置きを決定するとの見方が大勢。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.34%高の10万8972ドル。
ドル/円 NY終値 154.00/154.01
始値 154.11
高値 154.25
安値 153.90
ユーロ/ドル NY終値 1.1534/1.1537
始値 1.1570
高値 1.1574
安値 1.1522
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