情報ＢＯＸ：大手証券、12月利下げを予想 ＦＲＢ議長は慎重姿勢も

大手証券会社の間では、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が年内最後となる１２月の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で０．２５％ポイントの追加利下げを実施するという見方が多数を示している。写真はＦＲＢビル。ワシントンで２０１３年７月撮影（２０２５年　ロイター/Jonathan Ernst）

［３１日　ロイター］ - 大手証券会社の間では、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が年内最後となる１２月の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で０．２５％ポイントの追加利下げを実施するという見方が多数を示している。

ＬＳＥＧのデータによると、トレーダーは現在、１２月利下げの確率を６７．９％と織り込んでいる。

ＦＲＢは今週の会合で、予想通り政策金利を０．２５％ポイント引き下げた。ただ、政府機関の一部閉鎖に伴いデータが不足する中、パウエルＦＲＢ議長は１２月会合での利下げは「既定路線ではない」と述べた。

大手金融各社の最新予想は以下の通り。

証券会社 年内残りの利下げ幅 年内残りの利下げ回数 25年末時点のＦＦ金利

Citigroup 25 bps 1 3.00-3.25% (March 2026)

Wells Fargo 25 bps 1 3.50-3.75%

Goldman Sachs 25 bps 1 3.50-3.75%

J.P.Morgan 25 bps 1 3.50-3.75%

Barclays 25 bps 1 3.50-3.75%

Nomura 0 bps 0 3.75-4.00%

Morgan Stanley 25 bps 1 3.50-3.75%

Deutsche Bank 25 bps 1 3.50-3.75%

BofA Global Research 0 bps 0 3.75-4.00%

UBS Global Research 50 bps(by Q1 2026) 1 3.25-3.50% (by Q1 2026)

BNP Paribas 25 bps 1 3.50-3.75%

HSBC 25 bps 1 3.50-3.75%

UBS Global Wealth Management 50 bps(by Q1 2026) 1 3.25-3.50% (by Q1 2026)

Standard Chartered 25 bps 1 3.50-3.75%