経済成長も注視した金融政策を期待、今後も会合出席の意向＝城内成長戦略相

　城内実成長戦略相（写真）は３１日の閣議後会見で、日銀の金融政策について、日銀法や共同声明に沿って政府と連携し、「経済成長率も注視した」運営を期待すると述べた。写真は２０２４年１０月、都内で撮影（２０２５年　ロイター/Issei Kato）

Yoshifumi Takemoto

［東京　３１日　ロイター］ - 城内実成長戦略相は３１日の閣議後会見で、日銀の金融政策について、日銀法や共同声明に沿って政府と連携し、「経済成長率も注視した」運営を期待すると述べた。同相は前日まで開催されていた金融政策決定会合に出席しており、今後も出席する意向を示した。

日銀は３０日までの決定会合で政策金利の据え置きを決定した。城内成長戦略相は「植田和男総裁が会見で説明したように、内外の金融市場動向を丁寧に確認し、必要な政策方針を決定された」と指摘した。

その上で、今後も日銀法４条・共同声明に沿って政府と緊密に連携し、２％の物価目標実現に向け「経済成長も注視してもらいながら、適宜適切な政策運営を期待する」と述べた。

城内氏は開催２日目の３０日に決定会合に出席しており、会見では「今後も都合がつけば出席したい」と語った。