米中国防相が会談、ヘグセス氏「国益を断固守る」 対話継続も表明
 
        	10月31日 米国のヘグセス国防長官(写真)は31日、中国の董軍国防相と会談した。写真は29日、都内で代表撮影(2025年 ロイター)
Danial Azhar
[クアラルンプール 31日 ロイター] - 米国のヘグセス国防長官は31日、中国の董軍国防相と会談した。米国は「自国の国益を断固として守る」と強調し、地域における力の均衡を維持する方針を示した。
今回の会談はクアラルンプールで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議の合間に行われた。9月の電話会談に続くもので、両国間の対話が進展していることが示された。
ヘグセス氏はXへの投稿で、会談を「良好で建設的」とし、南シナ海や台湾周辺における中国の活動に懸念を伝えたことを明らかにした。「人民解放軍と、双方にとって重要な課題について議論を続ける」と記した。
また「米国は紛争を求めていない」とする一方で、「今後も自国の国益を断固として守り、そのための能力をこの地域に確保する」と表明した。
中国国防省の声明によると、董氏はヘグセス氏に対し、米国は台湾を巡る言動で慎重であるべきで、「台湾独立」に反対する明確な姿勢を示す必要があると述べた。
董氏は中国が平和的発展に尽力する一方で、国家安全保障上の利益を断固として守ると表明し、「あらゆる侵害や挑発にも冷静に対応できる十分な能力を備えている」と強調した。
またトランプ米大統領と習近平中国国家主席が両国の防衛関係改善に向けた「戦略的な指針」を示したと述べ、今後は「実際的な措置」を取るべきだと訴えた。







 
 
 
 
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     












