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メキシコGDP、第3四半期速報値は前期比-0.3% 利下げ観測高まる

2025年10月31日(金)09時23分

10月30日、メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.3%のマイナス成長となった。シウダーフアレスの工場で7月撮影(2025年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

[メキシコ市 30日 ロイター] - メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が30日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.3%のマイナス成長となった。前年比でも0.2%縮小し、コロナ禍だった2021年初め以来のマイナスとなった。

メキシコ中央銀行が11月6日の金融政策決定会合で追加利下げを行うとの観測が高まった。

第3・四半期のGDPは、主に産業活動減速の影響で2四半期連続のプラス成長から縮小に転じたが、ロイターがまとめたエコノミストの予想と一致した。

第二次産業(製造業)の活動が前期比1.5%減少し、農業、漁業、鉱業を含む第一次産業の3.2%増が相殺された。サービス業は0.1%増加した。

中銀は先月の会合で、政策金利を22年5月以来の最低水準に引き下げ、一段の緩和を検討する意向を示唆した。世界的な貿易摩擦と経済成長鈍化への懸念が、最近の中銀政策に影響を及ぼしている。

ロイター
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