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アディダス、北米の増収率が鈍化 関税が重しに

2025年10月29日(水)17時54分

 10月29日、ドイツのスポーツ用品大手アディダスは、第3・四半期の北米の増収率が地域別で最低だったことを明らかにした。独ヘルツォーゲンアウラハで2019年8月撮影(2025年 ロイター/Andreas Gebert)

[29日 ロイター] - ドイツのスポーツ用品大手アディダスは29日、第3・四半期の北米の増収率が地域別で最低だったことを明らかにした。

北米での「アディダス」ブランドの売上高は、為替変動の影響を除くベースで前年同期比8%増。他の地域は10─21%増収だった。

製造中止となったスニーカー「Yeezy(イージー)」は除外されている。Yeezyを含めると、第3・四半期の北米売上高は前年比5%減となった。

同社は先週、暫定決算を公表し、米国の関税引き上げに伴う追加コストの一部を相殺できたとして、通期利益見通しを上方修正していた。

人気スニーカー「サンバ」は、米国のサイトで販売価格が従来90ドルからだったが、現在は100ドルからとなっている。

ビョルン・グルデン最高経営責任者(CEO)は「米国の関税引き上げをはじめ、世界の小売業者や消費者の間には大きな不透明感が広がっており、経営環境は不安定だ」と表明した。

ロイター
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