ユナイテッドヘルス、25年利益見通し引き上げ 成長への回帰目指す

米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループは２８日、２０２５年の調整後１株当たり利益見通しを少なくとも１６．２５ドルと、従来予想の１６．００ドルから引き上げた。写真は米カリフォルニア州サンタアナで２０２０年４月撮影（２０２５年　ロイター/Mike Blake）

Sriparna Roy　Amina Niasse

［２８日　ロイター］ - 米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループは２８日、２０２５年の調整後１株当たり利益見通しを少なくとも１６．２５ドルと、従来予想の１６．００ドルから引き上げた。同社は、２６年に成長への回帰を目指し、２７年には成長が加速するとの見通しを示した。

２５年の調整後１株当たり利益のアナリスト予想は１６．２０ドルだった。２６年は１７．５９ドル。

スティーブン・ヘムズリー最高経営責任者（ＣＥＯ）はアナリストや投資家との電話会議で、同社は「２６年以降も持続的かつ加速的な成長」に向けて態勢を整えていると語った。

併せて発表した第３・四半期（７─９月期）決算は、医療費率（保険料のうち医療費に使われた割合）は８９．９％と、会社予想およびアナリスト予想の８９．８７％と一致した。

医療保険データをもとに医師や医療施設などを患者に紹介する「オプタムヘルス」部門の第３・四半期売上高は前年同期比横ばいの２５９億ドル。

ユナイテッドヘルス傘下のオプタムＲｘの売上高は、１６％増の３９７億ドルとなった。

第３・四半期の調整後１株当たり利益は２．９２ドルと、アナリスト平均予想を０．１３ドル上回った。