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中国シャオミ、スマホ製造コスト上昇 メモリー半導体の価格高騰で

2025年10月24日(金)15時49分

 10月24日、中国のスマートフォンメーカー、シャオミは、メモリー半導体の価格高騰により携帯端末の製造コストが上昇していると述べた。写真は、中国・北京のシャオミの店舗でスマートフォンを使用する顧客。2018年6月撮影(2025年 ロイター/Jason Lee)

Che Pan Brenda Goh

[北京 24日 ロイター] - 中国のスマートフォンメーカー、シャオミは24日、メモリー半導体の価格高騰により携帯端末の製造コストが上昇していると述べた。

同社の新型「Redmi K90」シリーズの価格設定は市場の失望を招いた。

盧偉冰社長はウェイボーに「コスト圧力は新製品の価格設定に転嫁されている」と投稿。「メモリー半導体のコスト上昇は予想を遥かに超えており、さらに激しくなる可能性がある」と述べた。

シャオミは23日にエントリーモデルのRedmi K90を発表。メモリー12GB、ストレージ256GBの基本モデルの価格は2599元(364ドル)から。

2024年11月に発売された前モデル「K80」シリーズの基本モデルの価格は2499元だった。

構成(コンフィギュレーション)ごとの価格差に消費者が不満を示していることにも触れ、最も需要が多いメモリー12GB、ストレージ512GBのK90モデルについて、販売開始から最初の1カ月は価格を300元引き下げ、2899元とすると述べた。

スマートフォン、パソコン、サーバー向けの半導体は、人工知能(AI)向け半導体の世界的な需要急増を背景に供給が逼迫し、価格が上昇している。

ロイター
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