英消費者信頼感、10月は昨年8月以来の高水準に並ぶ＝ＧｆＫ

　１０月２４日、市場調査会社ＧｆＫが発表した１０月の英消費者信頼感指数はマイナス１７と、昨年８月以来の高水準に並んだ。写真は２０２３年５月、ロンドンの食料品店で撮影（２０２５年　ロイター/Emilie Madi）

David Milliken

[ロンドン ２４日 ロイター] - 市場調査会社ＧｆＫが２４日発表した１０月の英消費者信頼感指数はマイナス１７と、昨年８月以来の高水準に並んだ。アマゾンなどの小売業者が実施したセールが寄与した。

今年８月と昨年１２月の水準に並んだ。９月はマイナス１９だった。

ＧｆＫの幹部ニール・ベラミー氏は「大型購入指数」が４ポイント上昇したことが背景だと指摘。「今月の大手小売業者のセールイベントが一因だ。数年間の高インフレを経て、消費者は賢く買い物をし、お金の使い方を工夫するようになっている」と分析した。

アマゾンは１０月７─８日に英国内のプライム会員向けにセールを実施。他の小売業者も競合する割引キャンペーンを展開した。

過去１２カ月間の経済状況や家計に対する評価は改善。今後１年間の経済見通しも改善したが、家計の見通しは悪化した。

リーブス財務相が１１月２６日に発表する年次予算には、２年連続となる大規模な増税が盛り込まれるとの見方が多く、ベラミー氏によると、消費者と小売業者の注目が集まるとみられる。