ニュース速報
ビジネス

日産、日本向け新型リーフの航続距離は最大702キロ 価格518ー599万円

2025年10月08日(水)10時32分

 10月8日、 日産自動車は日本仕様の電気自動車(EV)「リーフ」の新型車を発表した。写真は同社っロゴ。7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Maki Shiraki

[東京 8日 ロイター] - 日産自動車は8日、日本仕様の電気自動車(EV)「リーフ」の新型車を発表した。容量78キロワット時(kWh)の電池を搭載したモデルの航続距離は最大702キロメートルで、60kWhの電池を搭載した現行車から150キロ以上伸ばし、充電切れに対する顧客の不安を軽減した。

販売価格は518万8700円ー599万9400円(現行車は408万ー583万円台)で、性能は向上しつつも上げ幅は抑えた。

初代リーフは日産が業界に先駆けて2010年に発売した量産型EVで、1990年代末の経営危機から復活した日産を象徴する車。再び再生途上にある日産は航続距離など性能を向上させた3代目リーフで経営再建を目指す。

日本向け新型リーフは栃木工場(栃木県上三川町)で生産し、同工場では米国向けも手掛ける。米国販売ではトランプ政権による15%の関税が重くのしかかるほか、EV購入支援策も打ち切られることから需要鈍化が懸念されており、日本での販売拡大が一段と求められている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

エクアドル大統領の車列に投石、5人拘束 補助金廃止

ワールド

米海軍次期ステルス戦闘機、今週にも製造企業選定=関

ビジネス

午前の日経平均は小幅続伸、米株安でも底堅さ 高市ト

ビジネス

日産、日本向け新型リーフの航続距離は最大700キロ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示す新たなグレーゾーン戦略
  • 2
    トイレ練習中の2歳の娘が「被疑者」に...検察官の女性を襲った「まさかの事件」に警察官たちも爆笑
  • 3
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 4
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    【クイズ】イタリアではない?...世界で最も「ニンニ…
  • 7
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 8
    「それって、死体?...」新婚旅行中の男性のビデオに…
  • 9
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 10
    インフレで4割が「貯蓄ゼロ」、ゴールドマン・サック…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 3
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 4
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 5
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 6
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 7
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 8
    更年期を快適に──筋トレで得られる心と体の4大効果
  • 9
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 10
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 2
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 9
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中