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英BPと仏トタル、米国事業拡大 大型開発事業に投資

2025年09月30日(火)13時13分

9月29日、英BPが50億ドル規模のメキシコ湾の沖合油田開発を、トタルエナジーズが陸上天然ガス田の権益取得を発表した。写真はバンクーバーで2023年7月撮影(2025年 ロイター/Chris Helgren)

Sheila Dang Stephanie Kelly America Hernandez

[ヒューストン/ロンドン 29日 ロイター] - 欧州石油・ガスメジャー、英BPと仏トタルエナジーズ が米国で開発事業への関与を強める。BPは29日、50億ドル規模のメキシコ湾の沖合油田開発を、トタルエナジーズが陸上天然ガス田の権益取得を発表した。

BPがメキシコ湾で進める「タイバー=グアダルーペ」開発事業は2030年に生産を開始する予定だ。日量8万バレル相当を採掘できる浮体式プラットフォームを設置し、回収可能な資源量は推定3億5000万バレルと見込まれる。

トタルエナジーズは米オクラホマ州にあるコンチネンタル・リソーシズの陸上ガス田の49%の権利を取得すると発表した。取得額は非公表。

このガス田は30年までに日量1億5000万立方フィート(約2万6000バレル相当)のガスを生産すると見込まれている。トタルエネジーズはアジアを中心とした顧客に船舶輸送で燃料を供給する契約を複数しており、低コストの上流ガスの入手経路を確保する目的がある。

ロイター
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