ＯＰＥＣプラス、生産能力の評価手法巡り協議へ＝関係筋

石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟・非加盟の産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」の代表団は、１８─１９日にウィーンで会合を開き、生産能力の評価手法を協議する。写真は２０１８年６月、オーストリアのウィーンで撮影（２０２５年　ロイター/Heinz-Peter Bader）

Ahmad Ghaddar

[ロンドン １６日 ロイター] - 石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟・非加盟の産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」の代表団は、１８─１９日にウィーンで会合を開き、生産能力の評価手法を協議する。代表団のうち２人が１６日、ロイターに明らかにした。

この問題は加盟国間で意見が対立しており、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）など生産能力を拡大している一部の国が生産枠の引き上げを求めている一方、アフリカ諸国のように生産能力が低下した国もある。アンゴラは２０２４年、生産目標を巡る対立からＯＰＥＣプラスを離脱した。

ＯＰＥＣプラスの閣僚は５月、各国の持続可能な最大生産能力を計測する仕組みを策定するようＯＰＥＣ本部に要請。これを２７年の生産水準の参考にする方向だ。

今週の会合でこの評価手法について協議し、年内のＯＰＥＣプラス閣僚級会合で最終決定する見通し。