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米国株式市場=ナスダック最高値、マイクロソフトやテスラに買い

2025年09月13日(土)06時06分

米国株式市場は、ハイテク銘柄中心のナスダック総合が続伸し、終値ベースで過去最高値を更新した。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場は、ハイテク銘柄中心のナスダック総合が続伸し、終値ベースで過去最高値を更新した。マイクロソフトやテスラなどハイテク関連株の上昇に押し上げられた。週間では、主要株価3指数は軒並み上昇した。

市場では来週16─17日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる。労働市場の鈍化を示す一連のデータを受け、連邦準備理事会(FRB)は25ベーシスポイント(bp)の利下げを行うとの見方が大勢となっている。

CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「17日まで新たなデータは発表されず、様子見の姿勢が続くだろう」と述べた。

マイクロソフトは1.8%高。欧州連合(EU)欧州委員会は12日、同社の会議アプリ「Teams(チームズ)」に関する競争上の懸念に対し、同社が提示した是正措置を承認したと発表した。 

テスラは7.4%高。テスラのロビン・デンホルム会長はイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の政治活動が同社の売上に悪影響を与えているとの懸念を否定した。

S&P主要11セクター中、7セクターが値下がりし、ヘルスケア株が1.13%安と下げを主導した。素材株は0.97%安。

このほか、ケネディ米厚生長官直属の保健当局トップらが、新型コロナウイルスのワクチンが妊婦に及ぼす有害な影響の事例をまとめ、一般に公開しようとしているとの報道が重しとなり、ワクチンメーカーの株価が下落。モデルナが7.4%下落したほか、ファイザーとノババックスはともに3%超安となった。

S&P総合500種では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.3対1の比率で上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 45834.22 -273.78 -0.59 46077.1 46077.1 45813.9

4 4 3

前営業日終値 46108.00

ナスダック総合 22141.10 +98.03 +0.45 22078.6 22182.3 22031.6

3 4 2

前営業日終値 22043.08

S&P総合500種 6584.29 -3.18 -0.05 6590.66 6600.21 6579.49

前営業日終値 6587.47

ダウ輸送株20種 15628.08 -139.33 -0.88

ダウ公共株15種 1101.14 +6.11 +0.56

フィラデルフィア半導体 6001.74 +6.35 +0.11

VIX指数 14.76 +0.05 +0.34

S&P一般消費財 1914.00 +10.82 +0.57

S&P素材 582.12 -5.67 -0.97

S&P工業 1278.24 -10.53 -0.82

S&P主要消費財 888.90 -2.29 -0.26

S&P金融 892.69 -4.40 -0.49

S&P不動産 265.11 -1.25 -0.47

S&Pエネルギー 672.40 -3.93 -0.58

S&Pヘルスケア 1606.00 -18.34 -1.13

S&P通信サービス 424.25 +0.89 +0.21

S&P情報技術 5406.67 +24.13 +0.45

S&P公益事業 431.78 +2.41 +0.56

NYSE出来高 10.80億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 44535 + 55 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 44425 - 55 大阪比

ロイター
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