独消費者信頼感、9月は-23.6 3カ月連続の悪化=GfK

8月27日、市場調査グループGfKとニュルンベルク市場判断研究所(NIM)がまとめた9月の独消費者信頼感指数はマイナス23.6と、3カ月連続で悪化した。写真は、ドイツのサンダルメーカー、ビルケンシュトックの店内に入る買い物客。ベルリンで4月撮影(2025年 ロイター/Lisi Niesner)
[ベルリン 27日 ロイター] - 市場調査グループGfKとニュルンベルク市場判断研究所(NIM)がまとめた9月の独消費者信頼感指数はマイナス23.6と、3カ月連続で悪化した。失業への不安やインフレを巡る不透明感が強まった。
ロイターがまとめた市場予想はマイナス22.0だった。8月分はマイナス21.7に小幅に下方修正された。
NIMのアナリスト、ロルフ・ビュルクル氏は、所得の見通しを示す指数が3月以来の水準に急低下したと指摘。
「失業への不安が高まり、多くの消費者が、特に大きな買い物に引き続き慎重になっている」と述べた。
地政学的な情勢や米国の関税政策を背景にエネルギー価格が上昇するとの懸念も浮上しており「今年の消費者心理の大幅な回復への期待がさらに薄れている」という。
景気の見通しを示す指数と購買意欲を示す指数も低下し、2月以来の低水準となった。