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豪ブルースコープ、ワイヤラ製鉄所買収へ企業連合結成 日鉄など参加

2025年08月04日(月)08時57分

8月4日、オーストラリアの鉄鋼大手ブルースコープ・スチールは、英実業家サンジーブ・グプタ氏のワイヤラ製鉄所の買収に向け、世界的な鉄鋼メーカーで構成する有力コンソーシアム(企業連合)を結成したと発表した。写真は豪ポートケンブラのブルースコープ施設内で2024年2月撮影(2025年 ロイター/Lewis Jackson)

[4日 ロイター] - オーストラリアの鉄鋼大手ブルースコープ・スチールは4日、英実業家サンジーブ・グプタ氏のワイヤラ製鉄所の買収に向け、世界的な鉄鋼メーカーで構成する有力コンソーシアム(企業連合)を結成したと発表した。

日本製鉄、インドのJSWスチール、韓国ポスコが参加する。ワイヤラ製鉄所は南オーストラリア州にあり、企業連合は二酸化炭素排出量を大幅に削減した鉄生産の将来的な国内および輸出市場向け拠点として注目している。

拘束力のない関心表明を提出したが、正式な提案には至っていない。

ワイヤラ製鉄所は事業会社が数千万ドルの負債を抱えて破綻し、2月に管財人の管理下に置かれた。オーストラリア政府と南オーストラリア州政府が地元の雇用を守り、重要な産業インフラを維持するため、19億豪ドルの救済策を講じた。

グリーンスチール経済への足がかりを求める企業からの強い関心を理由に6月に正式な売却手続きが開始された。

グプタ氏の複合企業GFGアライアンスはロイターのコメント要請に応じていない。

ロイター
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