JPモルガンがコインベースと提携、カード経由で仮想通貨購入可能に

7月30日、米大手銀行JPモルガン・チェース は、暗号資産(仮想通貨)交換所大手コインベース と提携し、今年秋以降にJPモルガンのクレジットカード「チェース」を使ってデジタルウォレットに資金を移し、コインベースで仮想通貨を購入できるようにすると発表した。写真はコインベースのロゴと仮想通貨のイメージ。2023年6月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Manya Saini
[30日 ロイター] - 米大手銀行JPモルガン・チェース は30日、暗号資産(仮想通貨)交換所大手コインベース と提携し、今年秋以降にJPモルガンのクレジットカード「チェース」を使ってデジタルウォレットに資金を移し、コインベースで仮想通貨を購入できるようにすると発表した。
来年以降はチェースの所有者が還元ポイントを、ドルと連動して価値を安定的に維持するステーブルコインの「USDC」取得に利用したり、銀行口座を直接コインベースのウォレットとひも付けしたりすることが可能になる。
仮想通貨市場は最近、時価総額が4兆ドルに達した。米国など主要市場で規制体系が明確化され、仮想通貨の普及が進んでいるのを背景に、利用がさらに拡大する見通しだ。
BCAリサーチは顧客向けのノートで「(米国でのステーブルコインの発行・運用ルールを定めた)GENIUS法の成立を受け、暗号資産の採用が加速する流れになっている」と指摘した。
大手銀行でも仮想通貨への参入の動きが進んでおり、資産保管サービスとカードを連動させて仮想通貨を購入できるようにする仕組みの提供などの動きが出ている。