米テスラ、アリゾナ州で自動運転タクシー事業を申請＝州運輸省

７月１０日、米電気自動車（ＥＶ）大手テスラは、先月下旬に南西部アリゾナ州で自動運転タクシー（ロボタクシー）の事業許可を申請した。写真はロゴ、ニューヨークで２０２１年５月撮影（２０２５年　ロイター/Carlo Allegri）

［１０日　ロイター］ - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラは、先月下旬に南西部アリゾナ州で自動運転タクシー（ロボタクシー）の事業許可を申請した。当局の審査結果は今月末までに示される見通し。同州運輸省が１０日、明らかにした。

同州運輸省はロイター宛ての電子メールで、テスラがフェニックス都市圏内での事業展開に関心を示していると指摘した上、同社はドライバーが同乗する場合と同乗しない場合の試験運行と事業運営を申請したと説明した。

テスラは先月、南部テキサス州オースティンの限られた区域で自動運転タクシーの小規模な試験運行を開始した。十数台の車両に限定し、選ばれた乗客を乗せ、助手席に安全監視員が乗り込むなど多くの制限を設けた形で試験運行を進めている。

ソーシャルメディアの動画では、最初の数日間は交通や運転面で複数の問題がみられたが、イーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は９日、今週末にはサービスをオースティン市内のより広いエリアに拡大すると表明。規制当局の承認が得られれば、２カ月以内に西部カリフォルニア州サンフランシスコのベイエリアにもサービスを広げる方針を示した。