午前の日経平均は小幅続落、ファーストリテ株安が重し TOPIXはプラス
Hiroko Hamada
[東京 11日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比52円52銭安の3万9593円84銭と、小幅に続落した。為替の円安基調や米株高を好感する形で、幅広く買いが先行したが、指数寄与度の大きい銘柄の一角が安く、指数の上値を抑えた。特にファーストリテイリングが大幅安となり、日経平均を312円ほど押し下げた。一方、TOPIXは小幅高だった。
日経平均は前営業日比240円高でスタートした後、マイナス圏に沈み、一時92円安の3万9553円79銭で安値を付けた。トランプ米大統領が10日、NBCニュースに対し、ほとんどの貿易相手国に一律15%または20%の関税を課す計画だと述べたことが伝わり、売りが先行。ただ、どんどん下げ幅を拡大する動きにはならず、売り一巡後は前営業日終値を挟んで一進一退が続いた。
セクター別では、銀行や鉄鋼が堅調。決算発表を手掛かりにした個別物色もみられた。
市場では「海外勢からの資金流入が続いていることが確認されており、日本株の買い安心感はありそうだ。ただ、きょうのところはファーストリテ株の下落が重しとなり、上値が抑えられている」(SMBC信託銀行の投資調査部長・山口真弘氏)との声が聞かれた。
足元では小売企業の決算発表が相次いでいるが、「比較的底堅い内容が多く、関税の影響を受けづらいセクターでもあるので、引き続き内需株が相場を支えていく構図は続くのではないか」(山口氏)という。
TOPIXは0.74%高の2833.07ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆4361億6000万円だった。東証33業種では、銀行、鉄鋼、証券、商品先物取引など29業種が値上がり。非鉄金属、小売、情報・通信など4業種は値下がりした。
個別では、ファーストリテイリングが6%超安。前日に発表した決算では、実績値が過去最高となったが、来期への対日関税の影響を警戒した売りが先行した。一方、同じく前日に決算を発表した松屋は7%超高と大幅上昇。業績予想の引き上げを公表したスギホールディングスは8%超高だった。
主力のトヨタ自動車は1%超高でしっかり。オムロン、セブン&アイ・ホールディングスは3%超高。みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンク株もしっかりだった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1327銘柄(81%)に対し、値下がりが269銘柄(16%)、変わらずが30銘柄(1%)だった。
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