テマセク、欧州株を有望視 バリュエーション低下で投資機会拡大

シンガポールの政府系投資会社テマセクのナギ・ハミエ欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域担当責任者は10日、ロイターのインタビューで、貿易戦争によって一部の欧州企業株のバリュエーションが魅力的になり、欧州への投資機会が増したとの見方を示した。2022年11月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[シンガポール 10日 ロイター] - シンガポールの政府系投資会社テマセクのナギ・ハミエ欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域担当責任者は10日、ロイターのインタビューで、貿易戦争によって一部の欧州企業株のバリュエーションが魅力的になり、欧州への投資機会が増したとの見方を示した。
トランプ米大統領が4月2日、貿易相手国に対して「相互関税」を課すと発表して世界の金融市場が不安定化したのを背景に、一部投資家は欧州資産に熱視線を向けている。
テマセクは2024年度(2024年4月―25年3月)、欧州に100億シンガポールドル(78億米ドル)超を投資した。幹部らはロイターに対し、現在のマクロ経済環境は欧州企業への投資を増やす好機だと訴えた。
ハミエ氏は「われわれが有望視しつつも、バリュエーションの観点から手の届かなかった企業への投資をマクロ環境が助けてくれることがある」とし、米国資産とのバリュエーションの格差や裁定機会といった面からも欧州投資への自信が深まったと語った。
テマセクは24年、今後5年間で欧州に最大250億シンガポールドルを投資する計画を示した。24年度に投資した100億シンガポールドルは、うち約40%に相当する。
ハミエ氏は、今後は欧州のグローバル企業のほか、工業や再生可能エネルギー、金融サービス、消費財などのセクターで強いフランチャイズを有する一族経営企業への投資を検討していくと説明。フランス、イタリア、ドイツ、北欧諸国などへの投資を拡大する余地があるとの見解を示した。
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