仏ミシュラン、メキシコ中部の工場を年内に閉鎖へ

6月9日、フランスのタイヤ大手ミシュランは、メキシコ中部ケレタロ州にある工場を年内に閉鎖すると発表した。写真は、パリのイベントで展示されたミシュランのロゴ。4月25日、パリで撮影 (2025年 ロイター/Sarah Meyssonnier)
[メキシコ市 9日 ロイター] - フランスのタイヤ大手ミシュランは9日、メキシコ中部ケレタロ州にある工場を年内に閉鎖すると発表した。
この決定は乗用車・小型トラック用タイヤ市場の変化がもたらした「最後の手段」だとし、閉鎖により従業員480人が影響を受けると付け加えた。
会社代表は「ケレタロ工場は小型タイヤの生産向けに構成されているが、市場はより大きなタイヤの方向に向かっているため、時代遅れになったので閉鎖する」と説明した。
ミシュランはメキシコに2工場を保有しており、もう1カ所は南部グアナファト州レオン市にある。レオン工場は2016年に操業を開始し、世界的にも同社で最も近代的な施設の1つだという。
管理部門はケレタロに残る一方、生産はレオンで継続する。