英インフレ率が0.1%ポイント過大に、自動車税巡る誤りで=統計局

6月5日、英国立統計局(ONS)は、政府から提供された自動車税データに誤りがあり、消費者物価上昇率が0.1%ポイント過大になっていたと発表した。写真は、ロンドンのショールームに展示された車。2013年10月、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Luke MacGregor)
[ロンドン 5日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)は5日、政府から提供された自動車税データに誤りがあり、消費者物価上昇率が0.1%ポイント過大になっていたと発表した。
物価連動国債の参照指標となる小売物価指数(RPI)のほか、住宅所有コストを含むCPIHも過大になっていたという。
ONSは、CPI統計の修正はせず、この問題を踏まえて外部データの品質保証プロセスを見直すとした。
先月発表された4月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が3.5%で、3月(2.6%)から大幅に加速していた。
ONSは、不正確なデータにより、登録初年度の自動車物品税(VED)の税率が適用された車両数が過大に計上されていたと説明している。
5月分以降は正しく加重されたデータを使用するとした。